メさんの転職と引っ越しをきっかけに、マメさんのご両親に紹介していただきました

そして、2人の結婚に大賛成と言っていただいたその頃、

私はとても複雑な気持ちでした。

私たちは華奈の決断で書いた選択肢のうち、どちらの選択をするのかをマメさん両親の反応によって決めるつもりでした。

マメさん両親に大賛成と言っていただいた今となっては、2つ目の

『親からの絶縁を受け入れて結婚する』

を選ぶことができる。

マメさんと結婚するという選択ができる、と安堵すると同時に、

私は深い哀しみも感じていました

私は、母が嫌いなわけではありません。

今の自分があるのは、母が教育に熱心でその機会を与えてもらったおかげだと、とても感謝しています。

母がいなければ、私は存在もしていなかった。

母がいなければ、私は今の職業について、お金に不自由しない生活をしていなかったかもしれない。

母がいなければ、私は英語を話せなかったかもしれない(英語が好きだった私に、母が独身時代の貯金をはたいてくれて習いに行かせてもらってました)。

その感謝の気持ちと、母のことを受け入れられないという罪悪感が共存したとき、

それは深い哀しみに変わりました。

私は、恩を仇で返すような娘だな、と思いました。

それと同時に、私はマメさん家族を心底羨みました。

優しくてポジティブなお母さん

穏やかで頼りになるお父さん

マメさん一家は、お互いを認め、尊重し合っていました。

うちとは、違う

親の気に入らないことをすると罵倒され、

反抗すると時には床を引きずりまわされ、

自分の発言を一個人の意見として認めてもらったことはなかった。

何か言うとすぐに否定された…

だから私は自己肯定感が低いんだ

そう思うと、自分が哀れに思えました。

このようなことは、時々ありました。

仲の良い友人の結婚式に呼ばれ、花嫁の手紙を聞いた時、

友人にとって、お母さんはとても暖かい、包んでくれる存在なんだ…

親友がお母さんのアクセサリーを大事そうに身につけていた時、

本当にお母さんのことが大好きなんだな…

女性なら、絶対子どもは産んだ方がいいよ!と力説された時、

いいご両親に育てられたからそう思えるんだろうな…

赤ちゃんの性別はまだ家族だけの秘密だから言えないんだと言われた時、

そんな家族のいない私に対してわざわざ言わなくても、まだわかってないと言ってくれればいいのに…

胸の奥が、ぎゅっと痛くなりました。

そんなネガティブなことばかり感じてしまう自分に嫌気が差しましたが、

『私もそんな家庭に産まれたかった』

という黒い感情をコントロールすることができませんでした。

マメさんと結婚し、暖かいマメさん一家の一員として迎えていただいた今、

徐々にそのような感情に呑まれる頻度は減っていますが、今現在もブラック華奈と闘っています。

マメさんや親友に心配をかけたり、嫌な気持ちにしてしまうこともあるので、いつか克服したいのですが…

マメさんたち、もう少しだけ、時間をください