『おたく、うちの娘がとんでもないやつやって知ってて結婚したいって言ってるんか?とんでもないことをして弁護士沙汰になったこともあるぞ』

私の父が言ったことが、マメさんと出会うずっと前に、パワハラ・モラハラに苦しみ退職した時のことだと気づいた時、

私は絶句しました。

私は元来とても真面目で、責任感が強いです。

自分自身、転職先選びに失敗し、退職を選んだことは自分を責めたくなる出来事でした。

当時、家族にも状況を説明し、

弁護士に相談してこちらが何かの責任に問われる出来事ではなく、保証人である父にも何かを請求されることはないこと、

私物や国家資格免許の返却なども弁護士を通して求めていることなどを伝えていました。

両親は表面上、私のことを心配するそぶりを見せていたのです。

まさか、そのことを指して『とんでもない娘』と言われることになるとは、全く想像していませんでした。

当時何も食べられなくなり1ヶ月で7キロ痩せていた私は、そのまま働き続けていたらいつか倒れてしまっただろうと思うので、

そんな事態になったことに対して自分を責めながら、

『でも、仕方がなかった。自分の健康よりも大事なものなんてない。』

と自分に言い聞かせていました。

しかし、父は違ったのです。

父の私を責める言葉を聞いた時、心の奥で感じました。

『あぁ、父にとって私が健康でいられるかどうかよりも、保証人である自分に迷惑がかからないことの方が大事なんだ』

父もまた、娘のためを思っていたわけではない。

自分の身が一番大事なんだ。

その出来事が起こった時、母からも言われていました。

『お父さんに迷惑がかかると思わなかったの』

思わなかったわけ、ありません。

とてつもなく、不安になりました。

父に迷惑がかかることを恐れて、大金を払って弁護士を立てました。

でも、私の両親が心配していたのは、私のことではなく、自分たちに飛び火しないかということだったという事実を知った瞬間…

絶望感でいっぱいでした。

私は幼少期から、

『親から愛されていない』と感じながらも、

『私が気づかないだけで、本当は愛してくれているはず』と心のどこかで思っていました。

特に父は、私のことを大切に思ってくれているはずだと信じていました。

しかし、その日父から言われた言葉の数々は、私なら本当に愛情がある相手に言わないようなことばかりでした。

私の長年にわたる『親は子どもに無償の愛情を持っているという勘違い』は、この日終わりを告げました。

少なくとも、私にとっての愛情と、親がそうだと思っているものは全く別物だったのです。