入籍してしばらくが経ち、

私たちはとても平和で幸せな日々を送っていました

数ヶ月後に結婚式を控え、

衣装の試着に行ったり、お料理の試食をしたり、

2人で準備を楽しんでいました

そんな中、私の心の奥の方で引っかかっていることがありました。

他でもない、母のことです。

絶縁された後、母に手紙は送りましたが、直接会いに行くことはしないまま入籍しました。

入籍の際には、簡単な報告の絵葉書を送りました。

私が母に会いに行かなかった1番の理由は、

父の生活を壊したくなかったから、というものでしたが、

それと同時に、『会えば私たちの仲を引き裂かれる』という恐怖もありました。

でも、私たちはもう夫婦で、社会的にも認められる関係…

簡単に引き裂かれることはない。

一度、会いに行ってみようか…。

会ってもらえないかもしれない。

でも、たったあれだけの理由で今生の別れというのはどうなんだろう。

そして、

私には、どうしても知りたいことがありました。

母は私に愛情があったのかどうか

私にとって、それだけが重要なことでした。

それだけが、どうしても知りたいことでした。

私自身の価値観で、起こった出来事を振り返ると、

母は私に愛情があって反対しているのではなく、

自分のレールの上に私を置くことで安心したいという、

母自身の問題のように思えていました。

でも、本当の気持ちは本人にしかわかりません。

ひょっとしたら、私が気がつかなかっただけで、愛情があったのかもしれない、と微かな期待をしていました。

もし、私のために言ってくれていたことであるならば、

すでに入籍をして夫婦になった今、

私の幸せを願って背中を押してくれるはずだ…

私にとって、親に対する最後の賭けでした。

私は、マメさんにこの気持ちを伝えました。

マメ『うん、そうだね。

一緒に華奈の地元へ行ってみよう。

もし会ってくれなかったとしても、俺がいるし大丈夫。

俺も華奈が育った土地を見てみたかったんだ』

私たちはその次の週末、

2人で私の地元へ向かいました