そしてついに、マメさんが新しい土地に引っ越しする日がやってきました

私たちは婚約はしましたが、まだ父に会ってもらうことに対して一縷の望みをかけていましたので、

マメさんは先に引っ越して会社の独身寮に入り、

新しい会社が安心して働けるとわかった状態で、半年後に私が将来2人で住む物件に引っ越しをし、

父がマメさんと会ってくれて結婚に同意してもらえたら2人で住み始める、

という計画でした

今思うと、いつか会ってもらうぞ

という願掛けのようなものですね。

母には積極的なアプローチはしていませんでしたが、時々手紙を書いていました。

しかし、それは今も読んでもらえていないようです

私たちは遠距離の間、2人の心がすれ違わないように、いくつか決めていることがありました

ひとつめは、毎日マメを連絡をとること。

これは、別に決めなくても元々2人ともマメなのですが、距離が離れるということもあり、よりちゃんと気持ちを伝え合うようになりました

不安なことは、正直に伝えましたし、マメさんはそれに応えてくれました。

まぁ、マメさん曰く、久しぶりの一人暮らしで寂しいのもあったようです

ほぼ毎日電話をしていましたが、姉と同居していたので、自分の部屋で小声で話していましたね

もうひとつは、必ず2週間に一度は会いに行くということ。

難しい状況の中での婚約、遠距離恋愛でしたので、

多少お金がかかっても2人で過ごす時間を大切にしていました。

2人で住む家や、私の仕事も探す必要があったため、私がマメさんの元に行っていました

新幹線で2時間ほどの距離だったのですが、

休日が日曜日しか合わなかったため、

土曜日に私が仕事後にマメさんの家に行き、

月曜日の早朝にマメさんの家から東京の職場に出勤して、出来る限り時間を作っていました

私はしょっちゅう、寂しいと言っていましたが、

マメさんの心が私に寄り添ってくれているのを感じていたので、

マメさんとの関係が不安になるということはありませんでした

会いに行った時は、2人で物件を見に行ったり、一緒に料理をしたり、

それまではできなかったようなお家デートを楽しみました

幸い、マメさんの新しい職場はとても良い会社で、

給与は前職より良いのに、残業がほとんどなく、

とても働きやすい環境でした

私の新しい仕事もすぐに見つかり、着実に引っ越す準備が進みました。

そんなある日、風向きを変える、ある出来事が起こりました。