それからは母からの制圧がますます強くなり、高校生の頃はほとんど勉強だけをして過ごしました。
母は口癖のように
「絶対に資格職に就きなさい」
「お母さんのような職種(看護師)は絶対にダメ」
「大学は難関大学じゃないと意味がない」
「職種は理系なら医師、文系なら弁護士じゃないと意味がない」
と言っていました。
受験生だった頃に繰り返し、強く言われていたのは、
『人から指図されるような仕事は本当に大変だから、絶対に人の上に立つ仕事につきなさい』
ということでした。
私の姉は母の希望と全く別の進路を選び、
私は全国的に有名な大学の歯学部に進学しました。
姉よりも母の希望に近い進路だったこともあり、強い否定はされなかったものの、
「なぜ○○大学(地元で最も有名な大学)を受けなかったのだ」
「なぜ医学部じゃだめなんだ」
「考え直しなさい」
と言われていました。
この時すでに、毒親という言葉は知らないものの、
「母の側では私は自分らしくいられない」
「私の意見も存在も全て否定されてしまう」
「絶対に実家を出たい」
という強い感情があり、私は実家からは到底通えない遠方の大学を選びました。
母が希望していた大学や学部とは違いましたが、
私にとっては第1希望の進路で、憧れの大学に進学できたのは本当に嬉しかったです😊
中学生の頃からずっと親に反抗的だった私が、初めて親にこの大学に行かせてくださいと頭を下げ、実家を出ました✈️