大学に進学し、念願の一人暮らしを始めた私。
今まで「あれもダメ、これもダメ」と制限が多く、存在を否定されてきた私にとって、初めての自由な生活。
さぞ楽しいものと想像しますが、始めの1か月ほどは全くそんなことがなかったんです💦
心にぽっかりと穴が開いたような喪失感でいっぱいで、ふとした瞬間に涙が止まらなくなったり、食事が喉を通らなくなっていました。
お茶碗一杯のごはんを、1時間もかけてようやく食べきるような、そんな毎日が1~2か月ほど続きました。
これがホームシックなのか…?
こんなにも待ち望んだ、母から離れた生活なのに…?
疑問に思いながらもその気持ちの正体は全くわかりませんでした。
今思うと、共依存というものだったのでしょうか?
その後、新しい土地で大切な友人ができるにつれて、そのような症状も消えていき、自由な生活を心底楽しみました🥰
しかし、母が新しい土地に会いに来たとき、年に数回実家に帰った時、その時と全く同じ状態になり、全く食事が喉を通らなくなっていました。
私のその姿を見て、母も父も「いい加減にしてよ!さっさと食べなさい!」と言っていました。
段々実家に帰るのが億劫になっていき、大学を卒業する頃には年に1回程度しか実家に寄り付かなくなっていました。