『私と別れて他の合う人を探した方がマメさんは早く結婚できる。マメさんはどうしたい?』
 

ついに、私はマメさんに言いました。

 

もちろん、マメさんと離れることは望んでいませんでしたが、当時の状況で、マメさんをこれ以上巻き添えにするわけにはいかないという気持ちもありました。

 
 
 
 
 
 
 
 

マメさんは、

 

『カナは、俺と付き合い続けて家族と闘い続けることと、
 
俺と別れることと、どちらが辛い?』

 

と聞きました。

 

私は、はっきりと答えることができませんでした。

 

私たちは平日の夜にも時間を作って話し合いを重ねていましたが、

 

マメさんも私も、ストレスは限界を迎えつつありました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

私はすがりつく思いで仲人さんに意見を求めました。

 

『今、私は客観的に、冷静に自分の状況を見ることができません。
 
仲人さんが客観的にみた、率直なご意見が聞きたいです。
 
仲人さんは、マメさんに拘らず、お別れして別の方を探した方が良いと思いますか?』

 
 
 
 
 
 
 
 

 

仲人さんは、真剣に向き合ってくださいました。

 

『私はその方がいいと思う。
 
今カナが置かれている状況は、かなり厳しい。
 
ここから、いい方向には向かわない可能性の方が高い。
 
まだ2人とも20代で、まだまだ出会えるチャンスは沢山ある。
 
あくまでも2人で決めることだけれど、客観的にみると次に進む方が賢明だと思う。』
 
しかし、私はそれでも決断することができませんでした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

悪夢の帰省から2ヶ月が経ち…

 

全く変わらない状況に、私たちは絶望しました。

 

そして、マメさんが言いました。

 

『俺の、ずっとずっとカナと一緒にいたいっていう気持ちは変わらない。
 
でも、カナは女性だから、出産できる年齢も限られてる。
 
ちゃんと祝福されて結婚をして、
 
子どもを持つことを望むのであれば、別れた方がいい。』

 
 
 
 
 
 
 
 
 

こうして、出会って4ヶ月目のある日、

 

私たちは別の道を歩むことを決めました。