入籍してしばらくが経ち、
私たちはとても平和で幸せな日々を送っていました☺️
数ヶ月後に結婚式を控え、
衣装の試着に行ったり、お料理の試食をしたり、
2人で準備を楽しんでいました🌸
そんな中、私の心の奥の方で引っかかっていることがありました。
他でもない、母のことです。
絶縁された後、母に手紙は送りましたが、直接会いに行くことはしないまま入籍しました。
入籍の際には、簡単な報告の絵葉書を送りました。
私が母に会いに行かなかった1番の理由は、
父の生活を壊したくなかったから、というものでしたが、
それと同時に、『会えば私たちの仲を引き裂かれる』という恐怖もありました。
でも、私たちはもう夫婦で、社会的にも認められる関係…
簡単に引き裂かれることはない。
一度、会いに行ってみようか…。
会ってもらえないかもしれない。
でも、たったあれだけの理由で今生の別れというのはどうなんだろう。
そして、
私には、どうしても知りたいことがありました。
母は私に愛情があったのかどうか
私にとって、それだけが重要なことでした。
それだけが、どうしても知りたいことでした。
私自身の価値観で、起こった出来事を振り返ると、
母は私に愛情があって反対しているのではなく、
自分のレールの上に私を置くことで安心したいという、
母自身の問題のように思えていました。
でも、本当の気持ちは本人にしかわかりません。
ひょっとしたら、私が気がつかなかっただけで、愛情があったのかもしれない、と微かな期待をしていました。
もし、私のために言ってくれていたことであるならば、
すでに入籍をして夫婦になった今、
私の幸せを願って背中を押してくれるはずだ…
私にとって、親に対する最後の賭けでした。
私は、マメさんにこの気持ちを伝えました。
マメ『うん、そうだね。
一緒に華奈の地元へ行ってみよう。
もし会ってくれなかったとしても、俺がいるし大丈夫。
俺も華奈が育った土地を見てみたかったんだ☺️』
私たちはその次の週末、
2人で私の地元へ向かいました🚅