一方で、私が安心感を求めたのは、友人、恋人に対してでした。
中学2年生の頃、私は当時最も仲の良かった2人の友人の信頼を失いました。
もともと交友関係が狭く、引っ込み思案だった私は教室でひとりで過ごすようになりました。
そんな時、明るく声をかけてきてくれたのが今も大切な友人のひとりであるマリです😊
マリは3人姉妹の長女で、面倒見が良くしっかり者だけれど天然、そしてとても素直な人柄でした。
私がひとりで寂しそうにしているのを見て、声をかけてくれたのだと思います。
マリという人を深く知るにつれて、私は「こんなに性格の良い人がこの世にいるんだ。自分よりも周りの人の気持ちを大切にできる人がいるんだ。」と感動したのを覚えています。
私たちはとても気が合い、中学高校と6年間クラスが一緒だったこともあって、毎日のように一緒に過ごしました。
マリと一緒にいるだけで、私は穏やかな気持ちになれました☺️
家族ぐるみで仲が良かったのですが、私から見たマリ一家はとても温かくて、私にとって理想の家族でした。
私はマリと長い時間を共に過ごすことで、家族の温かさを知り、羨む気持ちも持っていました。
私たちの通っていた学校は中高一貫の私立校で、中学の修学旅行がアメリカのロサンゼルスでした。
(大学進学を前提にしたような学校だったので、高校の修学旅行は国内でただひたすら勉強しなさいと言われていました)
修学旅行は約1週間現地の大学の寮に滞在し語学研修を受け、1週間ホームステイをしました。
マリと私は寮で同室だったので、初めての海外でしたが不安が軽減された記憶があります。
私のホームステイ先でなかなか洗濯をしてもらえず、マリのホストファミリーに下着を洗ってもらったことがありました!
ニューヨークで同時爆発テロが起こって半年後くらいだったので親の希望で行けなかった友人もいたのですが、良い思い出です。