私が小学生の頃は、毒親という言葉はまだあまり知られていなかったと思います。

私が親に感じていたことは、

「ちょっと他の家庭よりも厳しいな」

という程度でした。

 

 

 

 

親に甘えるということはできなくて、体調が悪くても家では言えず、小学校から高校まで、一度も学校を休んだことはありませんでした。

なぜか、体調が悪いと怒られるんですよ💦

管理が悪いと言いたかったのかわからないですが、優しく心配されたという記憶はありません😥

原因の詳細は覚えていないですが、親が気に入らないことをして、頭からワインをかけられて冬の寒空の下に放り出されたこともありました。

 

 

 

 

漫画、ゲームは禁止。

テレビは基本的にニュースで、バラエティを見ていてもすぐ変えられてしまう。

アニメはものによっては許されるが、親が気に入らないものは禁止。

本を読みなさい、勉強しなさいと言われて育ちました。

 

 

 

 

幸い、私は読書がとても好きで、勉強も嫌いではなかったので、大きな疑問を持つことなく過ごしていました。

ただ、子ども心に不満だったのは、友人のゲームや漫画、音楽、テレビの話題についていけなくなってしまい、遊ぶ相手が少なかったことでした。

クラスメイトの話題についていけず、本ばかり読んでいた私は、とても暗い子どもだったと思います。

今思うと小学生の頃から私は愛情に飢えていたのかなと思いますが、その頃は他の家庭を知らないので、親とはこういうものだと思っていました。

 

 

 

 

私の小学校の頃の担任の先生は、とても本好きな方で、教室に大きな本棚があり、先生のお勧めの本が並べられていました。

その本棚に並べられていたのが、

『女房が宇宙を飛んだ』

という、向井千秋さんのご主人が書かれた本でした✨

私はその本をきっかけに、宇宙医学という分野の存在を知り、その中でも歯の研究がまだ進んでいないということに興味を持ち、歯学部への進学を考えました。

今でこそ、普通の歯医者さんをしていますが、志した当時はNASAやJAXAなどの機関で『宇宙などの異なる環境へ行った時に人体に起こる変化』の研究をすることが夢でした😊

 

 

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