続・研修医純情物語②~負の連鎖~ | 夫婦2人暮らし マメカナののんびりHappy Life♪
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研修医純情物語①、②、③、④
こちらの記事は続・研修医純情物語①〜華奈の暗黒時代〜の続きです🌷
研修医修了後の新人時代を、先輩との人間関係のトラブルを抱えながらスタートした華奈でしたが、そんな私にも実は後輩がいました。
私の就職先は、初期研修(卒後すぐの研修医)と後期研修(専門的な知識を深めるための研修)を受けることができる施設で、私はこの後期研修にあたる枠で就職しました。
後期研修とは、医療関係でない方にはあまり馴染みのない言葉かもしれません。
後期研修は、初期研修のように法律で受けなければならないと定められているものではなく、より専門性を高めたい場合に受けるもので、その分野の認定医や専門医を取るのであれば必要な過程です。
病院によって年数や制度は異なっていて、初期・後期研修をそれぞれ募集をかける施設もあれば、採用された人はどちらも必須で受けることになる施設もあります。
私は初期研修は別の病院で受けており、後期研修からのいわば中途採用でした。
しかし実は、就職先は中途採用は行われていない施設で、私が初めての例でした。
私がその病院に就職した大きな理由は、学会で「この先生の元で働きたい❗️」と強く感じた尊敬する方に出会い、自らアプローチをかけたからでした。
病院見学に伺わせていただけないかと連絡した際に、
「見学は良いけれど、うちは中途採用はしていないから雇ってはあげられませんよ」
と何度も確認されたものです。
それが実際に見学に伺った際、直接いろいろとお話をさせていただいているうちに、
「うちで雇えないか教授に掛け合ってみるから、少し返事を待ってください」
というお話があり、ありがたいことにその日のうちに内定をいただいたというかなりイレギュラーな形での就職でした。
後にわかったことですが、その先生は私の元上司と交流が深く、手術の研究会などで年に数回情報交換をされている間柄でした。
イレギュラーな中途採用をしていただいた私は、これまでの後期研修医と大きく異なる面がありました。
その病院で初期研修を受ける研修医は、口腔外科に所属する歯科医師であっても、卒後1年の間で医科の様々な科をローテーションで回って医科の研修医と共に学ぶことができます。
もちろん医科の研修医と比べるとできることは限られていますし、もともと持つ知識も浅いのですが、循環器や呼吸器など、全身のことに関する知識を得る機会があるのです。
しかし、私の初期研修先は医科のローテーションはなく、そこで全身の管理に必要な知識に大きな差がありました。
しかも、前回の記事で書いた通り、わからないことを気軽に聞くことができない雰囲気があり、私の中で循環器や呼吸器などの管理に強い苦手意識がありました。
口腔外科でも全身状態に関わる大きな手術を行うので、それらの管理は必須でした。
後輩は学んできていることを、私は強い苦手意識を持っている…
その時湧き上がったのは、強い劣等感でした。
そして事もあろうに、私は後輩に異様に厳しい先輩と化してしまったのです。
「そんなことわかってるでしょ?」
先輩にそんな態度を取られて辛い日々を送ったのは自分自身だったのに、私自身が後輩に対して同じような態度を取ってしまいました。
本当にひどい、お恥ずかしい話です😱
今振り返れば…先輩に聞けないのであれば後輩にでも良いから、苦手な全身管理のことをプライドを捨てて素直に聞ければ自分自身がとても楽になったのに…何故あんなにも後輩に厳しく接してしまったんだろう…と、反省することばかりです。
でも、当時はそうして先輩にも後輩にも壁を作っていないと自分が保てなくなるような、そんな危うい精神状態でした。
卒後8年が経った今では気持ちに余裕があるので、「先生って怒ることあるんですか?」と聞かれるくらいなのですが、当時は全然性格が違う人みたいでしたね💦
私は初期研修の頃の先輩やその奥様には今もお会いすることがありますが、後期研修先で一緒に働いていた同じ科の先輩や後輩とプライベートで会うことは一度もありませんでした。
暗い話が続いてしまいましたので、次は3年間働いた後期研修先での、私の楽しみについて書いてみようと思います🥰
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