研修医純情物語③ | 夫婦2人暮らし マメカナののんびりHappy Life♪


 

こんにちは!

読んでいただいてありがとうございます😊

初めての方はこちらからお願いします♪      

こちらのシリーズは、華奈の約8年前の思い出話です🥰

研修医純情物語①、研修医純情物語②の記事の続きです。      

みなさんが病院や歯科医院を受診された時、ドクターやナースが新人だとわかったら、どのように感じますか?

私は注射が本当に本当に苦手なので、ただ診られるだけならOKですが、注射を伴う処置は新人さんだと緊張が倍増します。

誰にも新人の時期はあるもので、それはわかっているけどベテランの方が良いなぁ…というのが大半の方の本音ではないでしょうか。      

私がまだ研修医の頃、ほとんどの研修医がそうであるように、採血や点滴の針を正確に刺すのが苦手でした。

よく、先輩にお願いして腕を貸していただき、練習したものです。

採血には大きく分けて2種類あり、みなさんがすぐに思い浮かべるものは、おそらく静脈血の採血で、主に腕の血管などから採ります。

もうひとつの採血は動脈血の採血で、これはドクターしか行うことができません。

動脈血は静脈血と比べてより細かい身体の変化を知ることができるので、大きな手術後の方や癌の化学療法中の方などは動脈血採血を行います。

この動脈血採血というのは、足の付け根の太い血管や腕の動脈などから採ることが多く、基本的にはそこまで難しいものではありません。

しかし、極端にふくよかな方の場合、身体の表面から血管までの距離が長くなり、一気に難易度が上がってしまうことがあります。      

当時、癌の化学療法中で体重120kgほどもある方が長期入院していました。

すでに採血などはスムーズに行えるようになっていたのですが、どうしてもその方の採血だけは失敗が多く、本当に申し訳なく思っていました。

その日も朝一番でお部屋に伺い、動脈血の採血をしようとした時、私が失敗してはならないと必死に血管を確認していると、患者さんがにこっとして言いました。

『僕の血管で良ければ、何度でも刺して良いですよ。むしろ、僕で練習してください。入院して自分にできることがないので、採血の練習で先生のお役に立てるならそれだけでも嬉しいんです。』

本来、「患者さんで練習」なんてあってはならないことですし、そう言っていただいたからといって甘えて良いものではありません。

でも、暖かいお言葉を掛けていただいたことで、カチコチに固まっていた身体の無駄な力を抜くことができて、その後間もなくその方の採血を克服することができました。      

他にも、私が研修医だとわかっていながら、「毎朝先生が採血に来てくれるのが1日の楽しみ」と言ってくださった方もいらっしゃいました。

私は何か人の力になりたくて医療の道へと進んだ訳ですが、大変な想いをされているはずの患者さんたちに救われたことが、これまでたくさんありました。      

こうしていただいた沢山の暖かさを糧にして、この8年間で成長することができました。

いろいろな土地で修行を積んでいると、ずっと同じ患者さんを診続けることが難しい場合もあります。

でも、成長した私が今目の前にいる患者さんの助けになれるよう行動することが、私に良くしてくださった患者さんたちへの恩返しにもなるかなぁ…と思っています🥰


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